イベント報告
2012/3/17(土)〜4/15(日)
 公募写真展「レンズが見た立山カルデラ」
  昨年7月から10月にかけて行われた「立山カルデラ砂防体験学習会」に参加された方々や立山カルデラ解説員の皆さんそして博物館学芸員など、合わせて16人によって捉えられた印象深い作品40点が集まりました(募集告知ページ)。
  今年は立山カルデラ以外の場所で撮影した作品が約半数を占めました。立山室堂周辺で撮られた作品に自然の厳しい一面を見せつける印象的な写真がありました。その半面、立山カルデラの中や下流の常願寺川の水面を捉えた作品には穏やかさを感じました。しかしその感想は、立山カルデラ内の地形や自然をあまりに多く見てしまっているがために多少感覚が麻痺してしまっているのではないかという思いも同時に持ちました。自然の猛威に対する危機意識の薄れや慣れのようなものを感じ、災害の脅威について情報の発信、防災の啓蒙活動に努める身として改めて気を引き締めなければならないと思い直す機会を自分も得ることが出来た写真展でした。
  より多くの方々に自然の厳しさ、脅威、そしてもちろん穏やかな一面もあることや、立山カルデラの今を知って頂くため、館内展示が終了後は富山駅前CiCビル1階エレベーターホールにおいて巡回展(4月28日〜5月26日)を行います。どうか是非ご覧ください。