ザラ峠

 





立山カルデラの東の縁に、ひときわ低くなっている稜線があります。獅子岳と鷲岳に挟まれた”ザラ峠”です。
この峠下では、こぶし大から枕大の無数の石が谷を埋めています。この峠を登ると、足下から石が崩れ、あたかもアリ地獄のようになかなか前へ進むことが出来ません。

かつて戦国の武将”佐々成政”が、真冬のこのザラ峠を越えて、徳川家康に会いに行ったと言われています。