柱状節理(ちゅうじょうせつり)と有峰トンネル





柱状節理

火山の噴火に伴って流れ出た溶岩が冷えて固まるときに、縮んで体積が小さくなります。このとき溶岩の固まり(岩体)の内側に割れ目が入ることがあります。
この割れ目を”節理(せつり)”といい、柱状に割れ目が入ったものを”柱状(ちゅうじょう)節理”といいます。

有峰トンネル西口は、その上部にこの柱状節理がよく見え、観察ポイントとなっています。

有峰トンネル

長さ880m、幅6.5mの二車線のトンネルで、立山カルデラの内と外とを結ぶものとして、昭和54年に開通しました。
このトンネルができる前は、立山カルデラに入るには、川下からの湯川谷筋ルートとこの山を越えるルートがありました。
谷筋ルートは、大水や橋が流されるなど危険なため、山越えルートがよく使われましたが、山越えルートは、”九十九曲がり”と呼ばれる急なつづら折れの坂道が続きました。