鳶崩れ(とんびくずれ)





今から140年ほど前、1858(安政5)年4月9日(旧2・26)午前2時頃、飛騨北部・越中加賀地方を大地震が襲いました。推定でマグニチュード7.1、震度は5以上だと考えられています。

この地震によって、立山カルデラの稜線の”鳶(とんび)山”が大崩壊しました。その崩壊で残った断崖がこの”鳶崩れ”です。中でも、赤茶けた逆三角形の岩肌を見せているところを”大鳶崩れ”(東側)、屏風のような張り出した崖面を見せている部分を”小鳶崩れ”(西側)と呼んで区別しています。