2004/10/5
名誉館長伊藤和明講演会 「雪と地震・噴火」

積雪地帯で地震や噴火が起きるとどのような現象が起きるのでしょうか?
今回は積雪期に発生する地震や火山の噴火が大きな被害を生むことを具体例を挙げて解説されました。昭和36(1961)年の長岡地震では雪崩がその被害を拡大させました。また大正15(1926)年の十勝岳噴火では雪が流木などを巻き込んだ泥流となって流れ下り、多数の死者を出しました。海外でも1985年の南米コロンビア・ネバドデルルイス火山で泥流が町を覆い甚大な被害を与えたことが知られています。
火砕流によって発生した火山性泥流が熱を持っていたなど、貴重なお話をお聞きすることができました。雪と地震・噴火による複合災害を想定した防災計画を立てる必要性が力説されました。
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