2003/1/22
第13回 雪崩対策の基礎技術研修会
 主催:(社)日本雪氷学会 共催:博物館
 雪崩対策の研修会が開催されました。講師は日本雪氷学会雪崩分科会の専門家があたり、雪崩の基礎から対策・雪崩捜索救助法まで最新の技術・知識を研修する富山県内では初の催しとなりました。島根県、秋田県をはじめ全国から28名の受講者が参加しました。
 特に、1月23日、24日の野外研修では、積雪の観測方法、雪崩弱層の検知テスト、雪崩ビーコンやゾンデ棒、スコップを使用しての埋雪者救出方法の実習が行われ、吹雪にも関わらず熱心に実習と質疑が交わされました。
 研修終了後、一人一人に修了証が授与され、雪崩事故を減らすため今後も研磨を重ねていくことを誓いあいました。
雪崩救助法の講義を熱心に聞く受講者 積雪観測法の実習に取り組む
雪崩弱層の検知法を学ぶ 極楽坂スキー場で雪崩埋没者捜索訓練
雪崩弱層を見つけるテストに取り組む 雪庇(せっぴ)の危険について学ぶ


 =雪崩対策の基礎技術研修会 プログラム =
1月22日 室内研修 (博物館)
降積雪の基礎知識、雪崩の発生と予測   和泉 薫
斜面積雪の静カ学と雪崩の動力学      川田邦夫
博物館見学 雪崩VTR
23日 室内研修 (博物館)
雪崩危険斜面の判定・雪崩管理の実態   町田 誠
雪崩対策の種類と計画             武士俊也
雪崩対策の調査・設計             上石 勲
雪崩予測のための積雪の見方        飯田 肇

現地研修 (博物館周辺)
積雪観測法実習    飯田 肇、川田邦夫、和泉 薫
雪崩対策施設見学   町田 誠、上石 勲

室内研修 (博物館)
雪崩埋雪者の捜索救助          中山建生
24日 現地研修 (極楽坂スキー場)
雪崩埋雪者の捜索救助法実習   中山建生、地元講師
(雪崩ビーコン、ゾンデなど使用)
修了試験、閉校式、修了証授与

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