2000/5/30 vol.5b

ミズキ

Cornus controversa Hemsley
ミズキ科 ミズキ属

 山地にごく普通にあり、高さ10〜20mになる落葉高木。 樹液が多く、春先に枝を折る
と水のような樹液がしたたることから名前が付きました。和名も水木で家にこの木を植え
ておくと火事にならないとも言われたりします。
  樹皮は灰褐色、葉は互生で、ミズキの仲間独特の葉脈を持っています。枝は扇状に水
平に広がり、特異な樹形となり、5〜6月頃枝先に4枚の花びらを持った小花をたくさんつけ、
白い階段ができたように見えるためすぐわかります。博物館駐車場すぐ裏の山中にもあり
ます。
 若枝は無毛で丸く、冬はきれいな赤色になり、その先端に6mmぐらいで黒い球形の果実
をつけます。鳥がよく食べ、ヒマラヤ地方では食用にもしますが、美味しくないそうです。
 よく似た仲間にクマノミズキがあり、花で見分けがつきませんが、6〜7月に咲き、葉が対
生なのと、若枝に稜(かど)があるので見分けられます。
 属名のCornusは、材質の堅いことを意味しており、ヨーロッパでは剣の材料(持ち手)に、
日本では箸やげた、印鑑の材として利用しています。


   

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