オオバヤナギの林・水飲みポイント





オオバヤナギの林

ここは、荒々しい姿の立山カルデラの中でも、ホット一息つくことのできる落ち着いた場所です。
本来この場所は、1858(安政5)年に起こった鳶山の大崩壊によって大量の土砂で埋まったところですが、水量豊かな小川と伏流水のため、全国的にも珍しいオオバヤナギの大群生地となっています。
河川敷などでは多く見られるヤナギですが、このオオバヤナギは、名前のとおり大きな葉を持つ独特なヤナギです。

水飲みポイント

オオバヤナギの林の末端で、地下の様子を調べるために穴を掘ったところ豊かな水がわき出てきました。この湧き水は、水温の変化が少なく冷たいことから砂防工事関係者の喉を潤しています。水場の少ない立山カルデラでは、まさにオアシス的な存在となっています。