ホットな情報コーナー

2010/07/24(土)〜09/26(日)
 2010年度企画展
  立山の地形−氷河時代の立山−
  
 立山の氷河地形研究の最新の研究成果を中心に、氷河時代以降に発達したと考えられる立山の永久凍土、氷河の子孫である万年雪など立山独特の地形について紹介しました。
 エントランスホールには立山の氷河の歴史について解説したパネルや、氷河が運んだり削ったりした岩石や砂礫の実物を展示しました。山崎圏谷がいつできたかなどは富山の人間でもいままで知らなかったとおっしゃった方が何人もいました。
 企画展示室には昨年から話題になっている御前沢の氷体について解説したパネルや、氷体発見に活躍したアイスレーダ、南極の氷と内蔵助雪渓の日本最古の氷河氷を展示しました。アイスレーダはめったに見ることができないため、珍しそうに眺めている方がおられました。
 103インチの大型モニターではコンピューターグラフィックを駆使した立山の氷河の歴史についての16分間のハイビジョン映像を流しました。分かりやすく内容だったので大人から子供まで多くの方に好評を博しました。
 このほか8月21日に企画展に関連したフィールドウォッチング「室堂平・氷河遺跡巡り」も開催しました。普段立ち入ることが難しい山崎圏谷の内部などの景観に感激している参加者もいました。
 期間中の来館者数は12699名、フィールドウォッチングの参加者は27名でした。