ホットな情報コーナー
2008/07/12(土)〜09/07(日)
 第21回 企画展
   「再発見 立山火山−アプローチ最前線−」
 今回の企画展では、立山カルデラ砂防博物館が開館10周年を迎えた年ということで、博物館のメインテーマである立山カルデラを含めた立山火山について、今一度振り返ることといたしました。立山火山の成り立ち、立山温泉新湯の変遷及び立山カルデラの崩壊についての最新の調査結果を詳しく紹介し、立山カルデラについて認識を深めるとともに立山火山を再発見する機会としました。
 会場正面には、ロックウオッチングコーナーを設け、立山周辺の岩石類に親しんでいただきました。岩石類や地質の説明には、103インチの大型画面を使い、カシミール3Dによる立山火山スカイトレッキングを展示し概要を理解していただきました。
 企画展示室には、立山火山の成り立ちの変遷をパネルで紹介しました。噴火口の位置が活動ごとに北上していることに注目を浴びていました。
 体験コーナでは、模擬噴火実験及び玉滴石をはじめとした主な蛍光鉱物を観察しました。また、「オリジナル針状結晶をGet!」では、地獄谷で見られる硫黄の針状結晶を自分で作りお土産として持ち帰ることができたので、好評を博しました。関連イベントとして8月22日〜24日に「立山カルデラの稜線を歩こう」(室堂〜五色ケ原)を実施し、参加者はいにしえの火山活動の名残を訪れ、立山火山のダイナミックさを体感しました。期間中、13,733名の方々にご来館いただきました。
 
ロックウオッチングがお出迎え! 103インチの大画面 立山火山スカイトレッキング
調査で採取した貴重な試料を紹介 オリジナル針状結晶をGet! に挑戦
迫力ある模擬噴火実験 稜線を歩こうで鬼岳を過ぎたあたり