ホットな情報コーナー
2007/09/09(日)
 フィールドウォッチング
  「室堂山・浄土山とカルデラ展望」
 室堂山や浄土山の自然観察をしながら、立山カルデラを展望しようと本年度から企画した観察会です。38名を2班に分け実施しました。霧が立ちこめ、カルデラ展望は充分とはいきませんでしたが、カルデラ内の様子が幻想的に見え、感激する場面もありました。
 カルデラ壁の割れ目(重力断層)や室堂溶岩の板状節理、そして浄土山を造る花こう岩と室堂山を形成する安山岩との境界を観察し、立山連峰の形成について説明しました。
 浄土山への道は急傾斜で苦労する方も見られたが、その分登り切った喜びは大きかったようです。室堂平から見る浄土山は、三角形の特徴ある山体ですが頂上付近は平坦で、驚いている方も多く見られました。
 午後は霧もはれ、浄土山から雄山への登山道が望まれ、特に三の越の大岩に昭和天皇が皇太子の時、小矢部から望まれた立山連峰の雄大な姿を詠まれた歌が、富山県民を感激させ彫った歌碑であることを話すと、興味を懐かれたようで、質問ぜめになる場面もありました。
 帰りは一の越から下山しました。