ホットな情報コーナー
2007/08/24(金)
 名誉館長講演会「歴史から見た地震と土砂災害」
 伊藤先生より、まず7月16日に発生した中越沖地震の被災状況が説明されました。亡くなった方の多くが70歳以上の高齢者であったこと、倒壊家屋の多くが古い木造住宅で瓦には雪対策のためのふき土が施してあったこと、初めてM6.8の地震を体験した原子力発電所の様子などを現地調査の写真をもとに紹介されました。続いて「歴史から見た地震と土砂災害」について筑紫国の地震・善光寺地震・飛越地震・島原大変・長野県西部地震などが紹介されました。
 本臼副所長より、国土交通省の関わった中越地震・能登半島地震・中越沖地震について取り組みや支援内容などが紹介されました。その後、伊藤先生と本臼副所長とでトークを行ないました。善光寺地震規模の地震が発生した場合、砂防工事で防ぐことができるかなど地震と砂防とのかかわりに話がおよび大規模災害に対応するため国土交通省の支援体制の強化が求められ一日も早く安全で安心な生活に戻れるよう頑張ることを強調して終了しました。