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2007/3/21(水)〜4/22(日)  特別展
  「立山から南極へ−芦峅寺五人衆 第1次南極観測隊へ参加−」
  今年は日本の南極観測が開始されてから50年目の記念すべき年にあたります。第1次南極観測隊には、立山の山麓芦峅寺から5名(佐伯富男、佐伯宗弘、佐伯栄治、佐伯安次、佐伯昭治) の立山ガイドが参加して活躍しました。これは、富山県にとって画期的なことでしたが、今ではこの事実を知らない県民も多いのが事実です。そこで、南極観測50周年を契機に、第1次隊での芦峅寺五人衆の活躍、50年前の南極の様子等を、当時の貴重な写真、映像、資料等から紹介する特別展を開催しました。
 関連イベントとして、3月21日に、トーク「立山から南極へ −芦峅寺五人衆の活躍−」が開催されました。第1次南極観測隊に参加した立山ガイドの佐伯宗弘氏、佐伯栄治氏を招き、南極観測への参加の経緯、輸送や昭和基地建設での苦労談などを紹介していただきました。また、南極観測の歴史や現在の観測について渡辺興亜元国立極地研究所所長にお話いただきました。立山ガイドと南極昭和基地との交信を行い、第1次隊が建設した棟が今も残っているのが紹介され、会場からは感嘆の声が上がりました。
 観覧者は、立山ガイドの活躍を知り感嘆するとともに、遠く隔たった南極を身近に感じることができたとの感想が多く聞かれました。また、50年前の厳しい南極の姿を目の当たりにして、当時の偉業を振り返るよい機会となりました。
  正面タイトルと芦峅寺五人衆   パネルに見入る観覧者
  越冬隊員11名のサイン入り国旗が目を引きました    昭和基地建設などでの苦労話に花が咲きました