ホットな情報コーナー
2004/11/13(土)〜12/5(日)
巡回展  「ハーンとローエル」
−神々の国に惹かれた知的巨人たちと富山−
主催:ラフカディオ・ハーン没後100年記念事業富山実行委員会
北日本新聞社  立山カルデラ砂防博物館

1889年7月、ラフカディオ・ハーンは「途方もなく巨きく、驚嘆すべき、神の手になるような本」に心を揺さぶられ、まだ見ぬ国「日本」への憧れ、思いを強くしました。やがて彼は来日し、日本文化を深く理解し、数多くの著作を残すこととなりました。
ハーンを日本に導いた書物『極東の魂』の著者はパーシバル・ローエル。火星の研究や冥王星の存在を予見したことでも有名な米国の天文学者です。1889年(明治22年)には能登へ旅行し、その帰路、立山にあこがれ、立山下温泉(立山温泉)から針ノ木峠越えを目指しました。その時撮影された写真は明治期の立山カルデラを語る上でも貴重な記録となっています。
今回の展示では彼らの著書、書簡や写真などを通し、明治の日本に二人が残した足跡や富山との関わりなどについて紹介しました。