ホットな情報コーナー
2004/10/17(日)
フィールドウォッチング「跡津川断層と飛越地震
澄み切った好天に恵まれた秋の一日、安政5(1858)年の飛越地震と2度の大洪水を今に伝える史跡をめぐるフィールドウォッチングを行いました。今回は「真川跡津川断層露頭」や「大場の大転石」「西大森の水神」などの他、明治時代にデ=レイケらにより計画され完成した常西合口用水を江戸以後の常願寺川治水の歴史を紹介するために新しく見学ポイントとしました。参加者は目の前の巨大な石に触れ、これを動かした大洪水の凄まじさを改めて感じたり、暴れ川と向き合い、治水事業に尽力した人々の努力に思いを馳せました。また、真川の跡津川断層露頭を見学した際には、「今後富山県で断層が動き、地震が起こる可能性はどのくらいか」といった質問も飛び出し、参加者一人一人が災害を過去のものとせず、今後起こりうるものとしてとらえておられたことが印象的でした。
「西大森の水神」では堤防に埋まった「大転石」の大きさを体感。 「真川湖成層」は今から約2万年から10万年前の湖に堆積した地層です。
「真川の跡津川断層露頭」では今後富山に地震がおこる可能性まで話が及んだ。 昼食場所となった有峰ハウス周辺。薬師岳がきれいでした。
大川寺駅横で明治時代の治水事業や常西合口用水の説明をしました。 足元には常西用水が勢いよく流れています。
「大場の大転石」前で記念撮影。 鼬川沿いの「延命地蔵尊」で地蔵の由来を紹介しおいしい水をいただきました。