ホットな情報コーナー
2004/9/18(土)〜11/7(日)
企画展「立山カルデラ 緑の変遷 −荒廃地からの回復」
一般的に、裸地・崩壊地でも緑は自然に回復するといわれていますが、新たな崩壊がくり返し起こる場所では、緑の回復がなかなか追いついてこないのが現状でしょう。約100年前より立山カルデラで継続して行われている砂防事業はこうした土砂の移動を抑え、大地を安定させる役割も持っています。「砂防」と自然の治癒力により、今、立山カルデラでは確実に緑が戻ってきているのです。今回の企画展では緑の回復状況について全国の事例も含めて紹介しました。来館者の中には砂防と緑化との関わりに強い興味をもたれた方も多く、砂防えん堤の仕組みや山腹工に様々な種類があることなどをこの機会に知っていただくこともできました。